ECPは、セメント、けい酸質原料及び繊維質原料を主原料として、中空を有する板状に押出成形し、オートクレーブ養生したパネルです。主として、中低層建物向けの非耐力壁として、外壁や間仕切壁に使用されています。2003年には、押出成形セメント板(ECP)のJIS規格(JIS A 5441:2003)が制定され、2023年に改正されました。
「Zクリップ」の標準的な防錆処理は、『公共建築工事標準仕様書(建築工事編)』、『建築工事標準仕様書・同解説 JASS27乾式外壁工事』に記載の通り、JIS H 8610(電気亜鉛メッキ)3級に、JIS H8625(電気亜鉛メッキ及び電気カドミウムメッキの上クロメート皮膜)CM2 Cを施したものとしています。また、雨掛かりの部分には、JIS H 8641(溶融亜鉛メッキ)HDZT49以上とします。